はるかのひまわり
この夏、うさぎぐみのお友だちがひまわりを育てました。
それは、「はるかのひまわり」。
平成7年1月17日に起きた阪神大震災で亡くなったはるかちゃんのお家の跡地に咲いたひまわりの花。
一年草であるひまわりの命をつなぐことで、命の大切さ、さらに手から手へと繋いで行く人との関係性(絆)に気付き、愛する故郷との繋がりを大切にする心を育てる取組み
「はるかのひまわりプロジェクト」にきずな保育園も参加しました。
プロジェクトに応募すると、黄色い封筒が届きました。
みんなに「はるかちゃん」のこと、地震の怖さ、命の大切さが伝わるようにゆっくり丁寧にお話しました。
家に帰ってからお母さんに「はるかちゃんが死んじゃったの。」と伝えたお友だちもいました。
届いた種をうさぎぐみのお友だちと先生が、大切にそーっと植えて育てました。
毎日お水をかけて、育てたひまわり。今年の夏の猛暑にも負けず、先生よりも大きく高く育ったひまわり。
きずな保育園で大きく元気な花を咲かせてくれました。
こどもたちは「ひまわりちゃん」と呼び、仲良しのお友だちのようでした。
虫に葉っぱを食べられたときは「大変だ!」と心配し、風が強い日は部屋の中に入れて大切に大切に育てました。
今年の夏祭りのおみこしは、もちろん「ひまわりちゃん」。
運動会の競技でも「ひまわりちゃん」が登場!
12月の発表会の劇にも「ひまわりちゃん」が登場しそうです。
ひまわりを育て、成長を見守る活動を通して、子どもたちの心に温かい気持ちが育っているのを感じました。
きっとはるかちゃんも、天国からうさぎぐみさんとひまわりちゃんの事を見ていてくれたことでしょう。
種を収穫して、子どもたちとひまわりちゃんのお話の記録と共にプロジェクトに送りました。
こうして全国から集まった「はるかのひまわり」。
また来年もどこかできれいな花を咲かせて、はるかちゃんの想いも繋がっていくのでしょう。
最後に、「はるかのひまわり絆プロジェクト」さんから届いた、お礼のお手紙をご紹介します。
この度は、はるかのひまわりを里帰りいただきありがとうございます。素敵なレポートありがとうございます。
子どもたちや先生方のご様子が手に取るようにわかる素敵な記録だと思いながら、楽しく拝見いたしました。
ぜひ、来春も種のリクエストをお待ちしています。
http://haruka-project.jimdo.com